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現状仕様の備忘録 [自転車/フレーム]

昨日、久々(今年に入って2回目)にロードにのり、尻やら首やら腰が痛いmaruchiです。

ロードに乗るのも勿論楽しいんですが、イジルのも同じ位楽しく感じる今日この頃。
気が付けば最初に組んでもらった状態からフレームとBB以外の全てのパーツが変わってます。

2012-02-02 06.49.08.jpg

一先ずここらで現状の仕様を備忘録的に書き留めておこうかなと。

・フレーム:Panasonic FRT-02(無塗装にパナのロゴのみ)
・フォーク:OVAL A900 JETSTREAM AERO FORK(フォークブレードのスリット効果は未だ未体験です)
・ハンドル:3T ERGONOVA TEAM(最初に組んだ時のコラムとカラーを揃えたくて・・・)
・ステム :3T ARX TEAM(初期設定より10mm短いコラムに変更、-17°でほぼ地面と平行なのがお気に入りPOINT)
・シートポスト:3T PALLADIO TEAM(角度の調整とかが独特でギミック好きの心をくすぐりますねぇ)
・サドル :Selle San Marco Mantra Saddle Red Edition/Black(この独特な形状は他に類をみませんね)
・ホイル :ZIPP 404 SPECIAL EDITION/CLINCHER(2008年製のハブにNonDimpleのリムを組み合わせたSPLモデル)
・タイヤ :Michelin PRO3 RACE/Black(もはや定番中の定番、PRO4になりましたが手元にストックがあるので継続)
・チューブ:Michelin AirComp A1 Latex(空気の抜けは見事なほど早いですが、乗り心地は超お気に入り)
・コンポ :Shimano ULTEGRA6700(クランクセットを除くコンポはグロッシーグレイの67ULTEで統一)
・クランクセット:ROTOR 3D(PCD:110)+Q-Rings(50/34T)(質実剛健的なデザインに一目惚れ)
・BB  :TOKEN TK877EX ROAD/RED(純正6700BBと比べ、格段に回転が軽かったので)
・ペダル :LOOK KEO BLADE CARBON Titan/12Nm(カーボンバネを破壊し、現在2セット目)
・ケーブル:GORE RideOn Low Friction Braking&Shifting Cable Set(引きは軽く、更にノーメンテなのはGood!)
・その他 :ボトルケージ(Blackburn CamberCF/RED)→赤化の進行に伴いマットブラックをグロスレッドに変更
      ブラケットカバー(TOKEN TK369/RED)→ボトルケージ同様に赤化
      バーテープ(OGK/RED)→ボトルケージ、ブラケットカバーと共に赤化
      サイコン(GARMIN EDGE500/Black)→これももはや定番なアイテム。国内(日本語)版は高い!英語版でOK!

まぁ、消耗品であるバーテープとかタイヤとかチューブなんかは、その時々で交換するでしょうけど、一先ずハードとしての仕様はほぼ固まった感じです。
BG-Fitによりフィッティングした現状ポジションに身体が慣れて違和感が無くなったら、ステムを元の90mmに戻す方向で!

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GARMIN 500の異常心拍表示について [自転車/フレーム]

ここ1ヶ月位前からですが、どうもサイコン(GARMIN500)の心拍表示がおかしい。

装着して暫くは良さそうな気配なのだが、気が付くと”___”となっていたり、そうかと思えば突如220bpmとなってたり。
心拍220って・・・それがマジならぶっ倒れてますよ、私。
でも実際は滅茶苦茶マッタリしてて、ほぼ平常時心拍(と思われる)な状況。

かと思えば、坂を登りきって心臓バクバクいってて、呼吸もゼェーゼェーなのに64bpmとか。
もう謎です。

最初は「こりゃバッテリー(電池)か?」って思ったんで、新品の電池に交換してみた訳ですが、状況は変わらず。
流石にLOGやら各種設定をしてあるので本体(GARMIN500)をリセットするのは最後にしたい。
なので、設定メニューからセンサーのリサーチをかけてみたりもしたが、やはりだめ。


聞けば同じような現象が発生している人が私以外にも居た。
ある人は私同様”心拍表示が変”なだけなんだけど、ある人は”スピード表示が変”と言う人も。

それって何なんですかねぇ~。
センサー側の問題?本体側の問題?ファームウェアのアップデートとかで解決する問題?

何方か原因やら解決策やらご存知の方がいらしたら、是非教えて下さい。
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BGFitを受けてみた~スピンオフ:ハンドルらへん [自転車/フレーム]

スピンオフ第三弾は「ハンドルらへん」。
スピンオフ”らへん”シリーズも第一弾”シューズらへん”、第二段”サドルらへん”に続き、第三弾に突入!
そして”らへん”シリーズの特徴「ハンドル単体ではなく、ステム長だったり、ブラケット位置の調整だったりを一つの話で書きたかった」からってのは今回も同じ。


いきなりですが、今回のBGFitの結果、ハンドル周りで交換したのはステム。
”90mm/-6°”だったステムを”暫定:80mm/-6°”に変更しました。
では何故あえて”暫定”と頭についているのか・・・

理由その1
個人的な嗜好の問題なんですが、私としては-17°と言うステムがお気に入りな訳です。
理由はただ一つ”横から見た時にステム/トップチューブ/地面が並行になっているのが美しいと思うから”です。
と言う事で、”80mm/-17°”のステムに交換する前提でコラムスペーサーを調整し、手持ちの”80mm/-6°”で設定してもらったので、”暫定”と言う事です。
因みに目的のステムは只今取り寄せ中!

理由その2
フィッティング前の状態が、”乗車時における、ほぼ理想的な背中のアーチ”が出ていたらしいのですが、私の現状スキルや筋肉量等を考慮して意図的に少し状態が起き気味なセッティングになりました。
そこで”現時点でベターなセッティングだけど、これから乗り込んで3~6ヶ月後には持ちこんだ時のアーチが自然に作れるような身体を作る”と言う目標も頂いた訳です。
つまり、3~6ヶ月後を目標に80mmから90mmのステムに変更できるようにすると言う事で、そう言う意味でも”暫定”と言うわけです。

その他の変更点では、ハンドルの取り付け角が少し”送り”気味になっていたので、標準的な位置に修正しました。
これに伴い、ブラケット位置も若干下方に変更し、ブラケット上面が地面とほぼ水平になるように調整してます。


実はハンドル周りに関して、これ以上の大きな変更は無く、他の箇所と比較してあっさり終わってしまったのです。



ん~、第一弾/第二弾と比較してえらく内容が”うすい”気がするなぁ・・・良いのだろうか。
書き忘れてる事は無い?無いなぁ、やっぱり。

と言う事で、これにて。


第四弾は・・・
また思いついたら書きます。

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BGFitを受けてみた~スピンオフ:サドルらへん [自転車/フレーム]

スピンオフ第二弾は「サドルらへん」。
なんで”らへん”なのかは第一弾の”シューズらへん”と同様に、サドル単体ではなくサドル高だったり、その辺の調整だったりを一つの話でかきたかったからってことで。


じゃ、先ずはタイトルにも含まれてるサドル自体の話からいきましょうか。
えぇー、BGFitにおける適正サドルの考え方と言うのが”坐骨幅”にあるらしいのです。
今回もフィッティングを始めるに際し、専用の測定器具で自身の坐骨幅を測りました。

で、この坐骨幅を測る器具ってのが良く出来てるのですよ。
と言うか、実際の測定方法を見てて思わず「成程~」と感心しました。
理論は聞いちゃえば「なぁ~んだ、そんな事」って程度です。
でも、これを思いついた人はスゲェーなと思います。

その器具って言うのが、”低反発ウレタンに目盛りの入った外皮を被せた落花生型の座布団”とでも表現すればいいのか・・・

そこに丁度サドルに座った時のように少し前かがみになって暫く座ると、その座布団に坐骨部分が凹んだ状態で残る。
では、どうやって坐骨の頂点部分を測るのか・・・ここが感動ポイント、目からウロコなんんですよ。
小さな鉄球を其々の窪みに1ずつ入れて、その鉄球の幅を付属のメジャーで測る。
こう聞くと大したことはないですが、私は思わず「ほぉ~」って言ってしまった。

こうやって測った坐骨幅が110mm。
スペシャのサドルは同じモデルで2~3種類の座面幅が設定されているので、その中から適切なモノをチョイスして、実際に同じタイプのテストサドルで試してから購入が可能。

ただ、私の場合は散々色んなタイプのサドルを試して来た為に、多種多様なサドルのストックが家にゴロゴロ・・・
一先ずその中から「幅広/フラット」「幅広/カーブド」「幅狭/フラット」「幅狭/カーブド」の4つのタイプに絞って持参し、一番合いそうなものでセッティングする事にしましたよ。

結果、最初にバイクを組んだ時に着けていた「幅広/カーブド」のサドルが復活する結果に!
このサドルを常用サドルにして、別のシートポストを使って最近まで使っていて具合の良かった同じく「幅広/カーブド」な超軽量サドルもセッティングしてもらった。


はい、サドルの選定はこれで決まり。
次に実際のセッティング。

今回のフィッティングを受けるまで、私は一般的な例に漏れず「股下×係数」と言う方法でサドル高の数値を導き出し、それを基準に一番脚が回しやすいように加減して最終的な数値を決めてました。

結論から言うと、この数値はあながち外れてなかったと言うのが後で判ったんですが、BGFitの場合、根本的にアプローチ方法から違いました。
ただ、BGFitのアプローチ方法ってフィッターなり第三者が居て始めて成り立つ方法なので、その点で言うと各自でセッティングするのには平均値を利用する「股下×係数」もあながち大外れじゃないのが判ります。

で、BGFitはと言うと、足が”下死点”にあって、足首の角度を適正に保った状態で膝の角度がターゲットとなる数値(膝の内側が150°)になり、クランクを水平にした際に膝の位置がペダル軸の真上に来るように”サドルの高さ””後退幅””クリートの位置”を決めて行きます。

理論的には左右の足長差が同じであれば、片方がバチッと決まればもう片方も同じように決まるはず・・・なんですが、人間の身体ってシンメトリーじゃないし、そう簡単にはいかないんですよねぇ。

その結果、何度も測っては調整し、調整しては測ってを繰り返す。
特に私の場合は左右の足長差が10mmあるので、それを考慮しての調整となると更に大変だったと思います。
フィッターのI氏には深く深く感謝です。


そして導き出された最良の状態になった所で”数値面から見た”セッティングは一先ず終了。
ここからは、実際の乗り手が感じる感覚的な部分を加味した微妙なセッティングを煮詰める作業に入って行きます。

数値的にいくら理想的でも、実際の乗り手が違和感バリバリでは意味がありません。
セッティングの変更により、セッティング前の状態とに差に生じる違和感は別にして、実際に漕いでみて当たる所があったり、変なところに力が入ったりと言うのは、実際に漕いでみないと判りませんからね。

と言う事で、基本的な数値が出た後も”漕いでは調整”し”調整しては漕ぐ”と言うのがひたすら繰り返されます。

ここで顕著な例を一つ。
ヒルクライム等の決戦用に設定してもらった超軽量サドル。
パッドの一切無い”フルカーボンサドル”なんですが、これの設定時の話し。
坐骨の位置はピタッと決まり、暫く漕いでいるとほんの僅か、尿道付近に違和感を感じる。
気にしなければ気にならないレベルとも言えるんですが、まだまだ腹筋や背筋が元気な状態で僅かでも違和感を感じると言う事は、長時間乗った後で結構疲れた状態になるともっと違和感を感じるのではと思い、その旨をフィッター氏に伝えました。
「じゃ、少し前を下げますか・・・はいどうぞ」とレールを固定しているボルトを調整してくれた。

おぉ!凄いぞ違和感を感じない!そう思って「どれ位変えました?」と聞くと、「前を下げるのに、ボルトを1/8程動かした程度です」と。
いやはや、僅か1/8回転程度でここまでフィーリングが変わるものなのかと感心しました。
やはりセッティング(フィッティング)は根気と忍耐が必要となる作業ですね。


感覚的な観点も含め、サドル周り(サドル高、サドル角、後退幅などなど)のセッティングが決まったら、いよいよハンドル周りですが、その辺は「BGFitを受けてみた~スピンオフ:ハンドルらへん」で詳しく。

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BGFitを受けてみた〜スピンオフ:シューズらへん [自転車/フレーム]

今回受けたBGFitに関しては、書きたい事は山ほどあれど、一連の話を一つの中に盛り込むには余りにボリュームがあり過ぎまして。

何て言うんですか・・・映画とかで脇役目線で作った”スピンオフ作品”ってのがあるように、今回のBGFitで各々主要な役を担ってる方々にスポットを当ててみようかなと思ったりした訳です。

で、その第一弾が「シューズらへん」だと。
”シューズらへん”とは何とも微妙なタイトルですが、シューズ単体ではなくインソールだったり、クリートの調整だったりを一つの話でかきたかったんで”らへん”と言うピントの定まらない表現になってしまいました・・・ご勘弁を。


では早速。
タイトルにも入っている位なので、シューズ自体の話から行きますよ。

本編の”BGFitを受けてみた”でも書いてますが、今回のフィッティングに合わせて、スペシャのシューズを買い、そいつでフィッティングをしてもらいました。

ここでまず「強制された訳でもないのに、何故新しくシューズを変えたのか」に触れます。
一言で言っちゃえば”一目惚れしたから”です。
マテリアル関係に関して、これは意外と重要!
乗る時のモチベーションアップにもなりますし、プラシーボ効果によるパフォーマンスアップにもつながりますからね、フフフ。

と、まぁその辺は個人的趣味と言うか買っちゃった言い訳と言うか・・・
でも一目惚れ・・・と言うか試着した際のフィーリングの良さで購入を決めたのは確か。

決め手その1「BOAシステム」。
スペシャのシューズを買う前に履いていたのは「SIDI ERGO2」と言う、SIDIの中では一番上位のグレードにあたるシューズ。
なんでしょうね、日本人の足型にあってるんですかね、このシューズ。
それとも私の足型に合っているのか、その辺は定かではありませんが、非常に履き心地が良い。
特に当たる所がある訳でもなく、締め付けはベルクロ+ワイヤー+ラチェットだし、ヒールカップ上部にはフィット感を調整する機能は付いてるわとなんだかテンコ盛りの機能満載シューズなわけです。
更にSIDIシューズの唯一と言って良い弱点のペナペナなインソールをシダスの熱形成モノにして、これでもか!ってくらいフィット感に拘った。
でもねぇ〜、スペシャのBOAシステムの前には全く歯が立たなかった・・・

勿論、BOAだけではなく、ヒールカップの形だったりアッパーの素材だったりと全てのパーツが絶妙なバランスを醸し出しているのは間違いないんですが、中でもこのBOAシステムは秀逸の一言ですよ。
ベルクロやラチェットでは出せない微妙なフィット感がBOAシステムでは出せるようになってるのが最大の特徴でしょうね。


決め手その2「魚肉ソーセージ」。
全く意味不明な理由ですいません・・・。
でも判る人は判ったりするんですよ、これが。

2012メンズモデルには4色の通常カラー設定があります。
ホワイト×レッド、ホワイト×ブラック、ホワイト×SAXOブルー、ブラック。
そしてもう一色、限定カラーのネオンレッド×ホワイト。
#因みに、2011年モデルでは上記の通常モデル4色以外に「ネオンイエロー×ブラック」と言う限定色がありました。

で、その限定カラーがその色合いから、ちょっと意地悪な愛称で”魚肉ソーセージ”とか言われてるらしいのです。
その”魚肉ソーセージ”、限定ゆえにそれ程数がある訳でもなく、探している人は結構居るらしいのですが、それが、偶然にもサイズ的にピッタリで在庫があった訳です。
”限定品””限定色”・・・弱いんですよね、この響きに・・・


決め手その3「フットベットとの相性」。
ま、これは言わずもがなです。
ある意味BGFitのキモとも言える”フットベッド”なわけですが、メーカーが同じなんですからシューズとの相性が悪い訳が無いですね。
標準状態のシューズのみでも色々と工夫がなされている上に、更に脚のアーチに合ったインソールを追加するんですから、双方の特性を十二分に活かせるのが理想的ですしね。
お陰で、履いた時のフィット感は抜群です。

とまぁ、こんな購入動機でシューズを新調した訳ですね。


じゃ、実際に使ってみてどうなのかと言う事ですね。

一番(SIDIと)違いで感動したのは”踏み込んだ時の力の入り方”とでもいうのですかね・・・足の裏全体で踏んでるような力の加わり方をします。

先ず「ソール形状の違い」ですが、SIDIもスペシャ同様、ソールはカーボン製ですので私くらいのレベルでカーボン同士の差(素材の差)を判断するのは難しいだろうと思います。
そうすると、単純に形状であったり力の掛る位置が今回の感覚として出てるのかと。

形状に関しては外側から見た感じで言うとスペシャの方がより立体的な形をしているように思います。
船で言うと船底アーチが深いモノ(スペシャ)と浅いモノ(SIDI)と言う感じです。
これにより、力が掛った時のタワミ量はスペシャの方が明らかに少ないような・・・


次に「ソールのクリート取り付け穴位置の違い」です。
SIDIの場合、私が使っているLOOKのKEO用クリートを一番前になる位置で取り付けた際、踏みこんだ時のペダル軸の位置が”母指球の少し前、親指の付け根”付近に位置している感触です。
一方、スペシャの方はと言うと、”母指球の真下か僅かに土踏まず側”という感触になります。
これにより、SIDIの場合は足の前方で踏むような感覚なのに対し、スペシャは足の中央で踏むような感覚になっているのではないかと思ってます。
これにより、スペシャの方がよりソールの固さの恩恵を顕著に受ける事になって、つま先寄りの”点”や”線”で踏んでいる感覚から、ソール全体の”面”で踏んでいるような感覚になるのだと思います。


更に「アーチ形状に合ったインソールの影響」です。
SIDIに使用していたシダスの熱形成インソールとスペシャのフットベットとの一番の違いを、私の中では「アーチのバネ機能を使うか使わないか」と思ってます。

シダスの熱形成インソールは、加熱したソールを各々の足裏形状に合わせて形成するので、足裏へのフィット感はフットベットを含む既成のインソールとは比較にならない位です。

但し、シダスは”土踏まずのアーチ形状を維持しつつ、踏み込んだ際の土踏まずのバネ機能をサポートする”と言う発想があるように思え、”踵から力が入って、土踏まずの形状変化による反発力を効果的につま先へ伝える”と言う動作を長い時間継続する事を目的に作られているのではないかと思います。
一方、フットベットの方はペダリング時に必要となる”足裏の安定性”を最大限に引き出すよう、出来る限り足の裏の形状を一定に保つように作られていると感じました。

この双方の考え方の違いによってペダルを踏み込んだ時に、シダスの方はシューズの中で土踏まずがソールで支えられながらも潰れるのに対し、フットベットは極力そのままの形状を維持している。
その結果、シダスの方は加重時と抜重時で足裏の角度に変化が生じ、常に同じ状態で踏めないのに対し、フットベットの方は加重/抜重問わず常に同じ足裏の状態が維持できると言う事になっていて、その差が実際のペダリング時の感覚の差に表れているのだと思います。


そして最後に「アッパー素材とBOAシステムによる固定」です。
SIDIのアッパーには”ロリカ”と言う人工皮革が使用されています。
耐久性/軽量性などメリットの多い素材で、比較的上級グレードのシューズには良く使われている素材だと思います。
一方スペシャですが、Micromatrix素材が使われています。
この素材、軽くて耐久・耐水性のある素材であると共に、ロリカレザーに比べ、格段に柔らかいのが特徴です。


締めつけに使われるシステムの差も重要です。
一般的には「ベルクロ」「ラチェット」「ワイヤー」「レース(紐)」がありますが、大半はそれらを複数組み合わせ、締めつける部位ごとに適切なパーツを使用する事でフィット感を向上させようとしています。

例えば私が使っていたSIDI ERGO2ですが、足の甲を踵側へ固定する上部にはラチェット式を、足の甲中間域でアッパーをフィットさせるのにナイロンワイヤ式を、つま先近くの固定にはベルクロ式をと、実に3つの違った方法を用いています。

一方スペシャ(SW)ですが、方法はステンレスワイヤ式のクロージャー1種類。
足の甲を踵方向へ固定しつつ、足の甲中間域をアッパーで固定するのに1ヶ所、中間域から足先に掛けての固定に1ヶ所の合計2か所のクロージャーのみ。


一見、頼りなさそうに見えるこの方法なんですが、アッパー素材の柔らかさと相まって、必要十分な締めつけ感が得られます。
それどころか、ついつい締めすぎてしまう傾向すらあります。
そしてこの方法に最大の特徴に、突出した調整の楽さがあります。

ラチェット式では、1段の差がどうしても大きく微妙な調整ができません。
一方、一番自由度の高いベルクロは、固定力の弱さがネックになります。
その中間にある、良いとこ取りのナイロンワイヤー自体は、非常に高い調整能力を持っています。

この良いとこ取りのナイロンワイヤ式と同様な考えで、ワイヤ自体をより細くし一段階の締め/緩めの幅を格段に細かくしたのがスペシャ(SW)に搭載されるBOAシステムです。
それ故に、まさにかゆい所に手が届く的な微妙な調整幅が実現されています。



長々と書き連ねましたが、「シューズらへん」はこの辺で!
次は「サドルらへん」などを考えてます。

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BGFitを受けてきた! [自転車/フレーム]

いやはや、気が付けば前回の更新から1年と1ヶ月[ふらふら]

気が向いた時に更新と言ってもこれじゃ開き過ぎですね。
と言う事で1年ぶりの更新は「BGFit」ネタです。

先週の金曜日、有給休暇を取って神宮前にある”スペシャライズド・コンセプトストア”で『3D BGFit』を受けてきた。

2ヶ月前の10/1に予約してからと言うもの、この日が来るのを楽しみにしていたので、朝からテンションは上がりっぱなし。

これを楽しみにしていたのには理由がある。
実は数年前に右脚(脛骨)を粉砕骨折した経緯があり、その影響で右脚の方が左脚に比べ短くなっている。
以前通っていたリハビリでは理学療養士の方から「15mmほど右が短い」と言われていた。
またその後、右膝のじん帯(後十字じん帯断裂、内側じん帯部分断裂)を負傷して、膝の安定性が著しく不安定になっているのもある。

色々なハウツー本を読んでみても、ここまで足長差がある上に膝のトラブルを抱えている場合のピンポイントな対処などは書かれていない。
結果的に自分で思考錯誤しながらセッティングをしてきたのだが、素人がやるには限界を感じ出した。
そしてなにより、それが正しいかどうかの検証が出来ないのが一番不安なのもあり、専門家に一度ちゃんと見てもらった方が良いだろうと言う事で以前から気になっていたフィッティングを受ける事にしたと言う事なのである。


さて、いよいよ当日である。
手持ちのパーツがあれば持ってきて下さいとの事だったので、その言葉に素直に従い手元にあるサドルやらステムやらをカバンに詰めてお店に向かう。
荷物が多かったのと、状況的にかなり時間が掛るだろうと容易に想像できたので、自走ではなく車にバイクと荷物を積みこみいざ!

ちなみに、店に駐車場は無く、一番近いコインパーキングに車を停める。
このコインパーキング、平日日中は100円/12分で停められ、8:00~21:00の間なら8時間まで上限3,300円で停められる。
周辺は200円/20分の上限設定なしとかが多く、最終的にフィッティングに6時間半を要した私は、この駐車場のお陰でかなり安く停められた事になる。


店の開店時間を少し回った頃を見計らい、早めに来店。
しかし、既にフィッターの方は準備万端で待機していてくれた。

早速挨拶をし、バイクを預ける。
フィッターのI氏がバイクを固定ローラー台にセットしてくれている間に、フィッティング用紙に名前と連絡先を記入し、バイクに乗車出来るスタイルに着替える。

いきなり”漕ぐ”と思いこんでいたのだが、予想に反して暫くはヒアリングタイム。
自分なりに気になる所(痛いとか、辛いとか)を申告したり、質問された内容に答えたり。
私の場合、先に書いた通り過去の傷病歴からくる問題が懸念されたので、事前に頂いたアンケートにかなり詳しく記載し、主治医から貰ったレントゲン写真の画像まで添付して送ってあったので、フィッターの方もかなり構えてくれていた様子。
過去の既往歴や傷病歴、結構フィッティングのポイントになるみたいなので、心当たりのある方は可能な限り伝えた方が良いみたい。

一通りのヒアリングが終わったら、変更前の状態を記録する為にバイクにまたがる。
一説によると滅茶苦茶漕がされると言うような話も聞いたのでちょっとビビり気味。

しかし、そんな心配は無かった。
ウォーミングアップがてら暫く軽く回した後に、普段回しているケインデンスで漕ぐ。
2~3回その状態を前と横からビデオカメラで撮影。
ここで撮影した映像を見ながら現状の問題点を説明してもらう。

自分の中では怪我をしていた右脚の方は理想からは大きくかけ離れた状態(膝の軌道とか脚の屈伸状態とか)だろうと覚悟していた。
しかし予想に反して右脚は軌道も膝の曲がり角度もほぼ理想的な動きをしているとの事。
思わず「え?本当に?」と聞き返した位。
逆に左足の方が修正を要すると指摘された。
これは自己流でバイクのセッティングを行うにあたり、短い右脚をベースにサドル高や後退幅を算出したからだろうと自分なりに結論付けてみたが、後で確認するとまさにその通りのようで、長い分左右に逃げていたり、膝の屈折量が右に比べ顕著に多かったりと言う事だったらしい。

ここで本日の方向性が確定した。
「左右の足長差を考慮した各々の差を吸収するようにベター・ポジションにセッティングする」


続いてはバイクから降りて身体のアセスメント。
筋肉量であったり関節の可動域の確認であったり柔軟性であったり。
ベンチに仰向けになった脚を曲げたり伸ばしたり、立って前屈してみたり、片足スクワットをしてみたり・・・とにかく身体の関節やら筋肉やらを色んな方向へ動かしながら、その様子をI氏がつぶさに記録していく。

個人的には怪我の影響で身体の各所に歪みやら不具合があるもんだと決めつけて掛ってた。
実際事前のアンケートでこれでもかと詳しく状況を書きこんでたので、I氏も私同様「こりゃ大変だ」と思っていたと後で教えてくれた。

しかし、その予想に反してアセスメントの結果は至って良好。
可動域も十分だし、柔軟性も問題ないレベル、驚いた事に身体の歪みも殆どないとの事。
特にI氏が言ってたのは「左右の足長差が10mmもあると、通常なら肩の高さが左右でかなり違ってくるんですが、それが無いのには驚きです」と。
数値的にみて、左右の足長差は腰の位置でほぼ吸収されているようで、背骨の歪みもわずかだし、肩の高さは左右で無いレベルなんだそうだ。
この結果には私本人がビックリ。
というか、こう言う事が判るだけでもBGFitを受けた価値あるじゃないかと言うのが実感。


一通りの身体的アセスメントが終了したらいよいよバイクのフィッティング!

実は今回のフィッティングにあたりシューズを新調!
誤解の内容に申し上げるが、決して店の人にゴリ押しされた訳でもなく、半ば買わざるおえない方向に持って行かれた訳でもない。

フィッティングの2週間ほど前、たまたま近くを通ったのでお店に行ったのだが、その時にこれもたまたま皆が良い良いと言うスペシャのシューズを試着してみた。
誰に聞いてもネガティブな話しの出てこないシューズだったんで、それが本当なのか知りたくて一度は試着してみようと思った訳。

しかし、試着したのが運のつき。
私も例に漏れずそのシューズの履き心地にやられ、購入を決めてしまった。
ただ、フィッティング前に買うのはちょっと躊躇する部分もあり、フィッティング当日にフィッターの方と相談の上で決めたい旨を伝え当日まで取り置きをお願いして。

躊躇した理由はただ一つ。
右の膝が怪我の影響で若干外反していると主治医から言われていた為。
この外反がシューズの特性(スペシャのシューズはソール自体にカントが付いている)にどう影響するかが不安だった事につきる。
結果的にこの特性は問題とはならなかったので、晴れて購入と言う事になった。

話をフィッティングに戻します。
ここでシューズを新調した話を書いたのは、ここから先はシューズの設定から全てが始まるから。

先ず、足裏の状態に合わせたインソールを決める。
スペシャのBGFitと言えばはこれと言って良いほど重要なのが「フットベット」と呼ばれる中敷きだと私は思う。
勿論、シューズはスペシャのモノで無くても問題なし。
事実私も持ちこんだSIDIにスペシャのフットベットを入れて試させても頂いた。

いやはや、この中敷きは秀逸。
持ちこんだSIDIにはシダスの熱形成インソールを入れていたんですが、私にはスペシャのインソールの方がフィット感が良かったように思う。

スペシャのシューズには元々「+」と言う一番一般的(土踏まず部分の隆起が一番低い)ものが付いてくる。
インソール単体の商品には更に「++」と「+++」と言う2段階の高さ違いのモノが用意されていて、私の場合は中間の「++」と言うのがピッタリだった。

そして、このインソールの優れている点がもう一つ。
添付されているシムによりつま先部分のカントが調整できるようになっている点。
土踏まずの部分はピッタリでも、つま先部分がどちらかに傾いている場合、このシムを使って調整すると言う訳。

私の場合、右は無しで左に親指側を高くするシムを1枚入れる方向で最初の調整を始めた。
最終的に入れなくても膝の左右への振れが殆ど出なかったので、一先ず無しで様子を見ましょうと言う事になりましたが、こういう細かい調整も可能になっている。

シューズの1次セッティングができたら、クリートを標準的な位置でセットしバイクを漕ぐ。

11:30に始めて実際に自転車に跨って漕ぎ始めたこの段階で14:30。
そしてここからはひたすら”漕いでは各部を計測”し、”計測に基づいて調整”し、”調整したらまた漕いで”の繰り返し。

最終的に持ちこんだ状態から変わったのは、「サドルを坐骨幅に合わせ少し広めのモノに交換(持参した別サドル)」「左右の足長差に合わせ右脚のみクリートとソールの間に5mmのスペーサー装着」「サドル高を+3mm」「後退幅を+3mm」「ステムを90mmから80mm」「サドル-ハンドル落差を+10mm」と言う状況。

この結果、一番のポイントだった左右の足長差による膝の角度の差をほぼ吸収し、ポジションも少し状態が起き気味になった。
ただ、上体のアーチ具合は調整前の方が理想的との事で、これから今の状態で乗り込み身体を作った上で、3ヶ月~6ヶ月を目途にステムを元の長さ(90mm)に戻せるようにするのが良いでしょうとの事だった。

あと嬉しかったのは、フィッティング前の自己流セッティングの方向性がほぼ当たっているとI氏に言って頂いた事。
I氏曰く「左右の足長差がなければ、お持ちいただいたセッティングから殆ど弄らずに済んだ可能性が高いです」と。
とは言え、今回の目的であった左右足長差を踏まえたセッティングは自己流では無理だったでしょうから、これも大いなる収穫。


最終的に全てのフィッティングが終了したのが18:00、実に6時間半に及ぶ長丁場になった。
フィッティングしてくれたI氏には深く感謝してます。

またここから半年はアフターフォロー期間として色々なご相談にも乗って頂けるとの事。
先ず3ヶ月間は今のセッティングに慣れる事からやって下さいと言われた。
勿論その間に不具合や気になる事があれば随時調整して頂けるとのこと。


個人的には非常に有意義で価値のあるモノだと思う。
興味のある方は是非一度受けてみられる事をお勧めする。


【費用明細】
1)3D BGFit受診料:21,000円
2)フットベット:6,300円
3)シューズ:36,750円
※2)は必須ではありませんが、ほぼ確実に掛ると思っていた方が無難
※3)はお好みで。
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近所をお散歩 [自転車/フレーム]

NEC_1154.jpg
サコッシュでキーマカレーを食し、帰宅。
嫁と買い物にいく予定だったんですが、それがキャンセルに。
ちょっと走り足りなかったので、KHSに乗り換えて近所をお散歩する事にしました。

途中、コンビニによって飲み物を買い、芦花公園に入ってちょっと休憩。
実は公園の中に入ったのは2回目くらいなんですが、結構広くて、散歩するには良い感じでした。

その後、公園の中を少しブラブラして、近所を回り道しながらから家に帰りました。
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ハンモック自転車 [自転車/フレーム]

CIMG0206.JPGパンクと言うアクシデントもありましたが、その後無事に、お気に入りのカフェ(下北沢にある「cafe Sacoche(カフェサコッシュ)」に到着。

展示&試乗車の「ハンモック自転車」だそうです。
乗ってるのはサコッシュの店長です。

これ、ちょっと乗るのにコツがいるかも。
後ろの車輪が2輪になってれば、停まった状態でハンモックでお昼ねなんて技が出来るかも・・・


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パンク・・・ [自転車/フレーム]

CIMG0205.JPG
久しぶりにお気に入りのカフェに向かう途中。
正直、何か違和感は感じてたんですが、一通りチェックしても不備は見当たらず。
#と言うか、完全な見落とし。
そのまま走っていたら・・・”パアーンッ!”と言う音。
サッと路肩に寄ってフロントタイヤを指で押すと柔らかくなって来てる・・・
パンクです・・・

原因は言葉にするのを躊躇してしまうくらいの理由。
完全に私自身の見落とし・・・

パンク自体より、その原因(完全に私の見落とし)で凹みました。

歩道に上がり、植え込みの横でサッサとパンク修理。
このバイクに乗り始めて約一年、初めてのパンク。
しかし、その理由が自分自身の過失とは・・・
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嫁ブロ [自転車/フレーム]

NEC_1143.JPG嫁のブログ・・・ではなく、嫁のBROMPTONです。
今回の”嫁主導 小径車購入計画”により嫁の元にやってきた、あらたなチャリです。

嫁曰く「畳んだ姿が美しい!そして簡単!」との事。
確かにねぇ~、私のKHSと比べて実にコンパクトだし、本当によく考えられていると感心しっぱなしです。

しかし、何方かのブログにも書かれていましたが「BROMPTONは人が乗った状態でのビジュアル(バランス)が絶妙!」だなと改めて思いました。
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